7月26日、7月27日に福島にて開催された、「第1回 福島イノベーション・コースト構想 スタートアップツアー」に弊社代表日高と、福地が参加してきました!晴工雨読は東北への進出も視野に入れて活動しています。その足がかりとして様々なスタートアップをはじめとする企業様や研究機関への視察へ伺いました。福島イノベーション・コースト構想推進機構とは?福島イノベーション・コースト構想(福島イノベ構想)は、東日本大震災及び原子力災害によって失われた浜通り地域等(注)の産業を回復するため、当該地域の新たな産業基盤の構築を目指す国家プロジェクトです。(注)福島県いわき市、相馬市、田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、新地町、飯舘村の15市町村を指します(「イノベ地域」と表すこともあります。)。「廃炉」「ロボット・ドローン」「エネルギー・環境・リサイクル」「農林水産業」「医療関連」「航空宇宙」といった重点分野(以下参照)におけるプロジェクトの具体化を進めるとともに、産業集積の実現、教育・人材育成、交流人口の拡大、情報発信等に向けた取組を進めています。(引用:福島イノベーション・コースト構想HP)第1回 福島イノベーション・コースト構想 スタートアップツアーとは?優れた技術シーズを有するスタートアップ事業者(起業を志す個人や学生の方を含む)の方に、福島イノベーション・コースト構想(以下「福島イノベ構想」という。)を推進する福島県浜通り地域等15市町村(イノベ地域)での各種制度をご理解いただくため、ツアー参加者を募集します。(引用:福島イノベーション・コースト構想HP)以下の企業様、研究機関様に伺ってきました!福島ロボットテストフィールド:福島県南相馬市と浪江町に整備された、睦・海・空のフィールドロボットの一大開発実証拠点であり、様々な災害のシチュエーションを想定した建物や構造物がありました。福島高度集成材製造センター(FLAM):木造高層ビルに使われるような集成材を開発している会社様です。FLAM様の集成材は東京の「高輪ゲートウェイ駅」や、大阪・関西万博の「大屋根(リング)」にも使用されているそうです。株式会社菊池製作所:ロボット製造開発拠点であり、SUのハブ的役割を担っており、14社が入居しているみたいです。菊池製作所様はマッスルスーツの開発を行っており、体験してみましたが重たい箱が軽々と持ち上がりました💪Odaka Pioneer Village:SUを経験した代表が南相馬市小高区からイノベーションを起こすために、宿泊できるコワーキングスペースとして設立したそうです。haccoba株式会社:こちらも小高というまちで誕生した酒蔵であり、日本酒にクラフトビールの製法をかけ合わせたお酒を開発しています。どれも美味しくて、通販で買いたいです✨双葉屋旅館:避難指示解除から6年経過した、小高区内で唯一営業中の旅館だそうです。女将さんがとてもあたたかいお方で、朝ご飯もとても美味しかったです!チェルノブイリ原発事故の被災者との交流場所にもなっているそうです。株式会社ライスレジン:ライスレジン(非食用米プラスティック)の製造を行っている会社様です。「純国産お米のおもちゃシリーズ」の原料も株式会社ライスレジン様が製造されているそうです🌾請戸漁港:防潮林と防波堤が整備されている中に、苕野神社が悠然と佇んでおり、壮観な眺めでした。請戸小学校:東日本大震災時の津波により1階部分が完全に流されたながら全員が無事に高台避難した小学校がそのまま震災遺構となった場所です。かもめミライ水産株式会社:食の安全を確保し地球環境を改善することをめざして、閉鎖循環式陸上養殖を行っている会社様です。今年の春から稼働しているそうで、大変勉強になりました!道の駅なみえ:復興のさなかにある浪江町にとって、復興のシンボルとなっている道の駅です。太陽光発電の他、福島水素エネルギー研究フィールドで製造された水素で発電を行っています。しらす丼が大変美味しかったです!ナミエシンカ:浪江駅前に位置し、浪江町と住友商事が運営するインキュベーション機能付きコワーキングスペース。隈研吾氏がデザインしたトレーラーハウスとカフェが屋外にあり、次回はカフェでゆったり過ごしたいです!福島国際研究教育機構(F-REI):①ロボット②農林水産業 ③エネルギー ④放射線科学・創薬医療、放射線の産業利用 ⑤原子力災害に関する研究開発を行っているそうです。特に土地利用型農業における超省力生産というテーマが面白かったです!株式会社ReFruits:福島第一原発のある大熊町で、震災でキウイや梨など特産の果樹産業を育て復活させるために栽培を行っている会社様です。汚染土の問題で一度土が剥がされているというハンデのある地域で農業を行っていて大変勉強になりました🥝代表日高からひとこと素敵な御縁をいただき、今回福島県のイノベ地域に伺わせていただきました。一度ゼロになってしまった場所から復興を進める、という方向に、人々が揃って向いていたのが印象的でした。イノベ地域には他の地域にはない、力を感じました。また、今回の視察を通してますます東北が好きになりました。もう一度伺いたいです!福地からひとこと人々の想いが復興という一つの目標に向かっているからこそ、街全体で文字通り「一丸となって」取り組める環境が整っているのだなと感じました。福島・宮城に産まれ、震災を経験した身として、改めて地元東北に貢献したいと強く実感した旅でした。がんばろう東北!